独学1カ月でネイティブ並の発音に矯正する4ステップを紹介

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私は日本で完全独学で英語の発音を身に付けました。英会話教室や発音矯正の授業などを受けたことはなく、発音を学ぶのに全くお金はかかっていません

元々はリーディングの速度を上げたく、シャドーイングや音読に全力で取り組んでおり、その副次効果で気づいたら1か月程度で驚くほど発音が上手くなっていたという感じでした。

意図せずとはいえ、振り返ると発音上達に必要なステップをしっかり踏んできていました。

その結果、まだまだな自覚はありますが、ネイティブから「アメリカに長く住んでたの?」と聞かれるレベルの発音を手に入れることが出来ています。

この記事では、最速で発音をネイティブ並みに上達させる4ステップを解説します。短期間で発音が良くなった実体験を踏まえて、極力無駄を省いた、誰でもできる具体的な発音矯正方法を伝授します!

1. 独学で発音を身に着ける4ステップ勉強法

私が独学で発音を矯正した4ステップは以下です。

発音矯正の4ステップ

1.44個の発音記号を覚える

2.発音が分からない単語に出会ったら発音記号と発音を確認する(継続して行う)

3.音源付きの文章を30回シャドーイングする

4.同じ文章を30回音読する

Step1:44個の発音記号を覚える

まずは発音記号を覚えていきます。

発音記号は全部で44個しかなく、また半分程度は日本語にある音と似ていて練習しなくても大丈夫なものが含まれるので、実質たった20個程度音を覚えるだけで良いのです。ほんの数日でマスターできます!

44個の発音記号を紹介した発音記号表

このステップでは、発音記号を見て、その音を正確に発音できればOKで、どの単語使われたときにどう発音されるかを覚える必要はありません

発音記号暗記の捉え方

発音記号は自分の発音があっているかをセルフチェックするために使うものと思っていてください。単語の発音を覚える際、基本的にまずは、辞書アプリなどで音声を聞いて真似します。その際に、自分の発音が正しいかを客観的に確認するツールとして使うのが最適です!

発音記号を覚えるときは実際に音を聞いて行うのが一番です。

発音記号の習得にに活用できるシンプルでわかりやすいサイトがあったのでぜひ活用してみてください!

Step2:発音が分からない単語に出会ったら発音を確認する(継続して行う)

単語を付箋にメモしている画像

発音が分からない単語に出会ったら都度DeepLやその他の辞書アプリ等を使って必ずネイティブの音声を聞いて発音を確認していきます。

その際、「音声を聞いて真似しても合っているかわからないな」というときに発音記号を確認して正しく発音できているかチェックしてみてください。

また、単語帳1冊を覚えた人は、覚えた単語を「正しく発音できているか」という視点を持ってもう一周してみていただけるといいと思います。

出来れば単語帳1冊分の発音をマスターできると良いですが、そもそもまだ単語帳1冊分も単語を覚えられていないという人は、頻出する基本的な動詞や単語だけ発音できるようになればOKです。

Step3:音源付きの文章を30回シャドーイングする

STEP3からは、単語ごとの発音だけではなく、単語と単語がつながった「文章単位」での発音を練習していきます。

発音を磨くシャドーイングのやり方

1. 2分程度のスクリプト(英語テキスト)付きの音声を用意する

2. 文章を精読し、各文の意味と構文を理解する

3. 音源を聞きいて各単語の発音を確認する

4. 同じ文章に対しシャドーイングを30回する

やることは、皆さんもご存じのシャドーイングです。

一応説明すると、シャドーイングとは、英語音声を聞いた直後にそれを真似して追いかけるという勉強法です。シャドーイングを行うことで単語と単語同士の音の繋がりを綺麗に発音できるようになり、一気にネイティブのイントネーションに近づけます。

このシャドーイングを2分程度の1つの文章に対し、30回以上やります。30回は多すぎると思う方もいるかもしれませんが、脳と口が音の繋がりを感覚的にしっかり覚えるには最低30回は必要になります。

私も使っていたシャドーイングに超絶おすすめな教材が、旺文社の「文で覚える単熟語」です。英検用の教材ですが、音声付きの短い文章が載っておりシャドーイングと、STEP4で紹介する音読をするには最高の教材です。CDではなくアプリで聞ける点も推せるポイントです!

【音声アプリ対応】英検準1級 文で覚える単熟語 4訂版

書籍「文で覚える単熟語英検準一級」の表紙
書籍「文で覚える単熟語英検準一級」の内容

Step4:同じ文章を30回音読する

英文を音読している人

最後のステップです。STEP3でシャドーイングした文章で、今度は音読を30回します。

シャドーイングを30回していれば、暗記とまではいかないですが、正しい発音とイントネーションで完璧に文章を読めるようになっているはずです。そこから音読をして発音を自分のものにしていきます。

音読をする際、音源のネイティブスピーカーの話し方をとにかく細部まで真似してください。時々音源を聞くタイミングを設け、音のリズム、強弱、間合いなどにいたるまでこだわって真似してみてください。

1つの文章が完璧になったら、次の文章に移って同様にシャドーイングと音読を各30回ずつこなしてみてください。

5つ程度文章をやり終えたあたりで、自分の発音に変化を感じると思います。

合計1500words程度やれば、様々な単語に触れられる上に、頻出する表現の音の繋がりを何度も反復できるためです。

発音練習は反復が命です。初めにしっかり正しい音を理解したうえで、反復を重ねれば自然と脳と口は発音を覚えていきます。

2. さらに上の発音を目指す練習法

発音記号を学び、シャドーイング、音読を何度も繰り返せば、かなり綺麗で正確な発音になっているはずです。

ここからさらにネイティブのような自然な発音にしていく方法としてコピーイングを紹介します。

コピーイングとは、ただ音や発音を真似るだけでなく、声色、強弱、口の動かし方、更には感情まで寄せて完全にその人になり切って話す練習方法です。

大体5~10分程度の動画を用意し、シャドーイングと同じ要領で話者の話し方を追いかけます。しかしより完コピを目指してやってみてください。

可能な人は丸暗記してやるとさらに効果があります。私は一つの動画に対して50回以上はやったので、自然と丸暗記していました。

有名なTEDtalkの動画で、私が最初にコピーイングに活用した動画がこちらです。少し長いですが、とても内容が面白く繰り返し聞いてためになる内容なのでおすすめです!

TED talk – Why 30 is not the new 20 – Meg Jey

3. なぜ発音練習が大事なのか

1. 発音ができると相手に聞いてもらえる

3人での会話。2人が1人の話しているのを聞いている様子

発音がいい人の英語は純粋に聞き取りやすいため、その分聞いてもらえ、相手と仲良くなれるチャンスが多いです。日本語アクセントが強すぎると相手に聞き取ってもらえないことが多くなり、会話がスムーズに続きづらいのです。

日本語を話す外国人に置き換えるとわかりやすいと思います。訛りの強いカタコトで話す人よりも、外国人ということを忘れるくらいの発音でペラペラしゃべる人の方がスムーズに仲良くなりやすいと思います。

海外では、聞き取りづらい英語を話す人を些末に扱ってくる人もいます。あまりそういった人に迎合したくはないですが、海外で自分の身や心を守るという点でも発音を磨いておくのが得策です。

2. 発音ができるとリスニングができる

「発音ができるとリスニングができるってよく言うけどほんとなの?」と私も初めは疑っていましたが、実際私も発音ができるようになってからリスニングが飛躍的に伸びました

発音ができるとリスニングが伸びる理由は、発音練習をすることで音声情報としての英語を深くインプットできるからです。

どういうことか説明します。

例えば、what are you doing?は「ワラユードゥーイン?」と発音されることがありますが、what are youが「ワラユー」と発音されることを知らないと、聞き取れないと思います。

このように、話される英語では、単語単位で発音されるときとは異なる発音になったり、音同士が繋がって発音されたりします。

どれだけ簡単な文章であっても、音声情報としての英語のインプットがないと聞き取れないので、発音練習をして音を深くインプットすることが重要なのです。

3. 発音ができるとモチベーションが上がる

モチベーション高く両手を上にあげている人

発音ができると、話していて気分がいいので普通に勉強のモチベーションが上がります。

私も、シャドーイングや音読を繰り返すうちにどんどん自分の発音が良くなっているのを実感し、ただ反復を繰り返す練習であっても楽しく取り組めました。

発音が良いと独り言で勉強するときも楽しいですし、オンライン英会話で話す際等にも発音を褒められて最高です。

モチベーションに寄与するという点でも、発音練習に初めに取り組むのはとてもおすすめです。

まとめ

ここまで発音をたった1カ月でネイティブレベルまで上げる4STEPを紹介してきました。

英語を聞けるようになるまでに沢山リスニングの勉強をするように、発音を上達させたければ発音の勉強と練習にも一定の時間をかける必要があります。

今回紹介した方法は極力無駄を省いて、重要なエッセンスのみ詰め込んだ効率的な方法となっています。

私自身が実践してネイティブに発音を褒められるようになった方法でもあるので、発音矯正をしたいと思っている方はぜひ実践してみてください!

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