この記事はこんな方におすすめ
- 英語日記って本当に効果あるの?
- スピーキングが伸びる英語日記の書き方を知りたい!
- 英語日記に何を書いたらいいか思い浮かばない・・
私は英語日記をON OFFありながらもかれこれ3年続けています。
英語日記をやってみたけど続かなかったり、効果を感じられなかった人も多いのではないかと思います。
私も初めのうちは何度も挫折しましたが、自分なりに工夫して、楽しいこと・自分の人生に役立つことを書くノートとすることで、英語日記を続けてきました。
そして実際に3カ月続けたあたりで、確実に語彙力の向上、スピーキング力の向上を体感しています。
この記事では、私の英語日記の書き方を実際に写真で公開しながら、書き方のポイント、その効果を詳しく解説します。
英語日記による学習効果
効果1:語彙力・表現力が上がる
英語で日記を書き始めると、思ったより単語やフレーズが思い浮かばないことに気がつくと思います。
それを調べながら日記を書くことで、新しい語彙を身に着け、表現の幅を広げることが出来るようになります。
特に、日記に書く内容は自分の生活に密接に関連しているため、今後も良く使う重要語彙をがっちり固められるようになるのです。
効果2:新しい英文の型を使えるようになる
例えば、仮定法「If I were~, I would be○○」(もし~してたら○○だったのに)」などは、会話している際、とっさに出てこない文法の代表格だと思います。
英語日記では、時間をかけて文章を作ることが出来るので、こういった難しい文法も自分のものにすることが出来ます。
また、日記であれば、英会話とは異なり、先に日本語で考えてから英語に訳すことができるので、英語で長い文章を作ることも可能になります。
効果3:スピーキング力が上がる
日記では自分の趣味、仕事、交友関係、目標などについて書きます。
人と話す時もこういった話題が中心になることが多いですよね。
英語日記では自分の日常生活に関わる語彙を身に着けることができるので、英会話で自分のことを表現するのが非常に簡単になります。
また、英会話でいきなり1文を長くしたり、難しい文法や熟語を使って話すことはハードルが高いですよね。
しかし、日記でじっくり時間をかけて複雑な文章も作れるようになり、更にそれを音読などで口になじませていけば、英会話でも長い文章や複雑な言い回しで話すことが出来るようになります。
英語日記は何で書く?
英語日記を手書きでノートに書くか、スマホやパソコンを使ってデジタル上で書くか、迷う方が多いと思います。
結論から言うと、書きたいもののスペルが9割分かって書ける方はデジタルで、逆にノート半分程度の日記を書いて、分からないスペルが複数個ある方は手書きで書くことをおすすめします。
メリット、デメリットを紹介しつつ、デジタル、手書きの使い分けの理由を説明します。
英語日記をデジタルで書くメリット・デメリット
英語日記をデジタルで書くメリットとデメリットには以下のようなものがあります。
〇デジタルで書くメリット
・わからない単語や表現をすぐに調べられる
・テキストをコピペしてオンライン単語帳に加えたり、音声読み上げを行うことが可能
・文法チェックアプリで文法が正しいか確かめることが容易
・過去の日記を簡単に検索できて、振り返りやすい
△デジタルで書くデメリット
・単語の予測変換があり、スペルを覚える癖がつきづらい
・他の通知やアプリに気を取られ、集中して書きづらい
英語日記を手書きで書くメリット・デメリット
英語日記を手書きで書くメリット・デメリットには以下のようなものがあります。
●手書きで書くメリット
・手で書くことで単語のスペルを覚えやすい
・スマホやパソコンの通知に邪魔されずに集中して書くことが出来る
・普段使わない紙のノートに書くことで、特別感がある
▲手書きで書くデメリット
・特定の日記を読み返したい時にそのページを探すことが困難
・コピペして文法チェックや音声読み上げをすることが出来ないため、振り返りがしづらい
デジタル・手書きのそれぞれにも一長一短があるので、自分に合った方法を選んでみてください。
私が書いた実際の英語日記の写真を公開!
ここで、私が最近実際に書いた英語日記を紹介します。恥ずかしいですが!!
左ページには、 “What I have done today”(今日やったこと)とタイトルを付けて、政治関連の勉強会の運営ボランティアをした話を書いています。
右側ページには、”3 things that made me happy today”(今日嬉しかった3つのこと)とタイトルをつけ、クリスマス会をした日に嬉しかったことを書いた内容です。
左の写真では、書き終わった後に言い換えられそうな箇所を探し、英英辞典やChat GPTを使って言い換え表現を調べ青色で記述しています。
書いた英語日記は日によって添削したりしなかったりです。
別の表現を調べてメモしたりすることもあれば、ただ書くだけにしている日もあり、緩く続けている感じです。
私なりの英語日記の書き方のポイントが5つあるので、次のチャプターでまとめます!
私の英語日記の書き方のポイント
ポイント1:言い方がわからない表現は必ず調べる
言い方が分からない表現は、放置せずに必ず調べるようにしています。
英語日記の最大のメリットは、英会話とは違い時間をかけて新しい表現をインプットできる点です。
分からない部分は一度日本語で書き、すべて書き終わった後に英訳していくのも手です。
ポイント2:使う表現や語彙を毎回変える
特に仕事をしていたり、学校に通っている人は、日記に前日と同じような内容を書く日も出てくると思います。それでも、なるべく言い方を変えるようにしてみましょう。
例えば、This topic is interesting(このトピックは、興味深い)という表現は、他にも以下のように言い換えが可能です。
- This topic is fascinating.(このトピックには、引き込まれる魅力がある)
- This topic is intriguing.(このトピックは、興味深い)
- This topic captures my attention.(このトピックは、私の注意を惹く)
- his topic piques my curiosity.(このトピックは私の好奇心を刺激する)
調べてみると、無数に表現が出てきます。
英語日記の最大の学習効果は、表現のバリエーションを増やせるところにあります。
言い換えを調べるのには、ChatGPTなどの生成AIを活用することをおすすめします。「”This topic is interesting”の自然な類似表現を10個教えて」などと送ってみましょう。色々な言い換え表現を教えてくれ、語彙力が超絶アップします!
ポイント3:その日の日記のテーマを設定する
毎日、英語日記に何を書いたらいいかわからないという人も多いのではないかと思います。
そんな方には毎日日記のテーマを決めて書くことをおすすめします。
例えば、以下のようなテーマがあります。
- 最近考えていること
- 今日嬉しかったこと
- 最近学んだこと
- 今日見たニュースについて
- 今後やりたいことについて
私はテーマを決めて、さらに段落に分けて箇条書きで書いています。
以下のような形です。
3 things that I’m thinking about lately(最近考えている3つのこと)
・I’m thinking of an upcoming vacation. I want to visit Thailand because…..
・I’ve been thinking about ways to get work done faster. I want more time for myself since…..
・I feel like I’ve been spending too much time watching YouTube lately. I need to figure out the way to stop it because…
テーマを設定し個数を決めることで、何をどれくらい書いたら良いかが明確になるので非常に書きやすくなります。
また、日々の出来事を羅列するだけの日記にならないので、新しい表現にも出会いやすいです。
ポイント4:音読する
日記を書き終えたら、音読をしましょう。
声に出して音にすることで、脳が表現を覚えやすくなります。
日記で書いた文章の表現は、自分で書いたものなので今後英会話でも活用できる場面が多いです。
書き終わったら声に出して最低3回は音読し、新しく登場した表現は全て覚えてしまいましょう。
ポイント5:AIを活用して添削する
AIを活用して添削することも、英語日記で効果を感じるためには重要です。
Chat GPTなどの生成AIを活用すれば、文法ミスを指摘してくれるだけでなく、より自然な表現や言い換え表現を教えてくれるので、語彙力や表現力のアップも期待できます。
この点では、デジタルで日記を書くことがおすすめです。
ぜひChatGPTなどの生成AIツールを活用していきましょう。
テーマ別英語日記の例文
先ほど、テーマを決めて日記を書くことでネタに困らないうえに、新しい話題について書けるというお話をしました。
ここでは、テーマ別に英語日記の例文を紹介します。
テーマ1:「今考えていること」
今考えていること、というテーマで何でも書いてみましょう。
- I’m thinking about how to balance my work and personal life better.
(仕事と私生活のバランスをより良くする方法について考えています。) - I wonder if I should pursue a promotion at work.
(仕事で昇進を目指すべきかどうか悩んでいます。) - I’m considering taking online courses to improve my skills.
(スキルを向上させるためにオンラインコースを受講することを検討しています。) - I’m thinking whether I should allocate more time for my hobbies.
(趣味にもっと時間を割くべきかどうか考えています。)
書くことが思い浮かばない人は、I don’t know what to write… から書き始めて、「英語日記に何を書いたらいいかわからない」をテーマにとりあえず書き進めてみてください。
一度書き始めると色々なことが頭に浮かんで来るはずです。
”What I have in my mind now”のようなタイトル名を付けて書いてみても良いです。
テーマ2:「今日嬉しかったこと」
「嬉しかったこと」とテーマを決めて書くのも良いですね。It構文を使うなど、様々な表現を使って書いてみましょう。
- I was happy to receive a compliment from my boss today.
(今日、上司から褒められて嬉しかったです。) - It made me glad to complete a challenging project at work.
(難しいプロジェクトを完了させて嬉しくなりました。) - I felt joy when I solved a complex problem for a client.
(クライアントの複雑な問題を解決できて喜びを感じました。) - It made me proud to see my idea implemented in our new product.
(自分のアイデアが新製品に採用されて誇らしく思いました。)
テーマ2:「最近学んだこと」
最近学んだことというテーマで日記を書いてみるのも面白いです。
- This week, I learned the importance of staying hydrated throughout the day.
(今週、一日を通して水分補給をする重要性を学びました。) - I noticed that I often forget to drink water while working or studying.
(仕事や勉強中に水を飲むのを忘れがちだと気づきました。) - So, I decided to keep a water bottle on my desk as a reminder.
(そこで、デスクに水筒を置いておくことにしました。) - Every time I see it, I can remember to take a sip.
(それを見るたびに、一口飲むことを思い出せます。)
日常生活でのちょっとした気づきを深ぼって書いてみてください!
テーマ4:「今日見たニュースについて」
その日に見たニュースについて考えたことや思ったことを書くのも有効です。ニュースの内容を軽く要約して見たり、そのニュースについてさらに詳しく調べて書いてみてもいいですね。
- Today, I read about a new app that helps people manage their screen time.
(今日は、スクリーンタイムを管理する新しいアプリについて読みました。) - The app tracks how long you spend on different devices.
(そのアプリは、さまざまなデバイスでどれくらいの時間を過ごしているかを追跡します。) - I was surprised to learn that many people spend over 8 hours a day on screens.
(多くの人が一日に8時間以上スクリーンを見ていることに驚きました。) - I found it interesting that the app encourages users to take breaks.
(そのアプリがユーザーに休憩を取るよう促すことが面白いと思いました。)
テーマ5:「今後やりたいこと」
これは私が良く書くテーマですが、今後やりたいことを日記に書くのもおすすめです。
- 来年、アメリカのニューヨークを訪れる予定です。
(I’m planning to visit New York City in the United States next year.) - ブロードウェイで素晴らしいミュージカルを観劇したいです。
(I would love to watch an amazing musical on Broadway.) - 友達と一緒に本場のニューヨークピザを味わうことが楽しみです。
(I’m excited to savor authentic New York pizza with my friends.) - この旅行で新しい友達ができることを心待ちにしています。
(I’m looking forward to making new friends on this journey.)
やりたいことを書き出すことで、自分の向かいたい方向に行くことが出来るので、英語学習目的でなくても「やりたいこと」をテーマに書くメリットは大きいです。
英語日記を続けるコツ
英語日記は続けてこそ効果を発揮する勉強方法です。
私も英語日記が続かなかった頃がありましたが、以下のことを意識することで継続できるようになり、今では3年以上続いています。
継続のポイントは以下の通りです。
・書いていてわくわくすることを書く
・短く書く
・英語の勉強目的から脱する
順番に見ていきましょう。
コツ1:書いていてわくわくすることを書く
日記を続けるためには、書いていて楽しいと思うトピックを書くことが大事です。
「今日も書かなきゃ」と思って書くのはつらいですよね。私は、「今日面白かったこと」「感謝したこと」「明日やりたいこと」等を書いています。
自分の好きなアニメや動画を見てそれについて書いたり、将来やりたいことリストを書いてみるのも良いですね!
コツ2:まずは3文で書く
慣れるまでは、まずは3文で書いてみましょう。3文書くだけならほんの数分で終わりますよね。
これはよく、5 minutes ruleと説明される習慣化の方法です。5分だけ集中してやればあとはやめてOKとすることで、始めるハードルが下がり、簡単に習慣化されて行くのです。
私も、「1日15分で良いからパソコンの前に座ってブログを書く」というルールを定めてブログを書いています。
語学の上達には、1度に時間を使って勉強するより、毎日の習慣を作ることが何より大事です。
日記を1行だけ書くことは、全く無駄な行動ではありません!
長期的に見たらそれも習慣化への、英語上達への大きな一歩なのです。
コツ3:英語の勉強目的から脱する
英語の勉強法の一つとして日記を進めているのに何言ってんだ!と思うかもしれませんが、3年以上継続している私は、もうほぼ英語の勉強目的で日記を書いていないのです。
自分の考えや気持ちを整理したり、目標からブレないようにするためのツールとして日記を書いているので、逆に日記を書くことが欠かせなくなりました。
ジャーナリングで自分の気持ちを適宜書き出すことでメンタルヘルスも良くなりましたし、目標の達成率も上がりました。
日々を振り返ったり、より意図をもって生きるためのツールとして英語日記を活用する、というマインドでいると良いかもしれませんね。
まとめ
ここまで、3年間英語日記を続けてわかった効果と、成果が出る英語日記の書き方を紹介してきました。
英語日記を続けると、語彙力や使える英文のバリエーションが増えていきます。スピーキングとは違い、じっくり時間をかけてアウトプットできるため、新しい表現が定着しやすい勉強法なのです。
今回紹介した書き方や例文を参考に、皆さんもぜひ英語日記を続けてみてください!
英語日記で英語の総合力を上げていきましょう!
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