日々英語を勉強している皆さん、「ただ歩いている時間、もったいないな」と感じたことはありませんか?
私も毎日通学で合計1時間弱歩いており、その時間を何とか効率よく英語学習に使えないかと、試行錯誤してきました。
ウォーキング中やただ歩いている間に簡単にできる勉強方法をいくつか確立してきたので、この記事では歩きながらできる英語学習法を紹介していきます!
歩きながら英語学習をするメリット
まずは、歩きながら英語の勉強をするメリットから解説します!
メリット1:効率的に時間を使える
歩きながら勉強することで、単純に時間を有効活用することが出来ます。
皆さんは、通学や通勤で毎日何分程度歩く時間がありますか?
例えそれが20分程度だったとしても、その時間をフルでリスニングに使うと決めれば、毎日20分は必ず英語学習をすることが出来るようになります。
英語の学習法の中には歩きながらできるものがたくさんあります。この後紹介するので、ぜひ自分に合ったものを見つけて時間を有効活用していきましょう。
メリット2:自動的に習慣化される
歩きながら勉強することで、自動的に勉強が習慣化するのです。
何か新しい習慣を身に着けたい時、既にある習慣に新しく導入したい習慣を結びつけると、簡単にその習慣を導入できるようになります。これは、大ヒットした書籍Atomic Habitでも説明されています。
よって、「歩く」という毎日ある習慣に「英語の勉強をする」という習慣を結び付ければ、勉強の継続が簡単になるのです。「歩いている間は○○を勉強する」と決めてしばらく続けることで自動的に勉強が習慣化していきます。
また、歩いている間は部屋で座っているときに比べて気が散ることもないため英語学習に充てる時間としてはもってこいなのです!
歩きながらできる英語学習方法
学習方法1: ゴールデンタイムを使った単語の暗記
単語の暗記は、実はウォーキングと非常に相性がいいです。脳研究者の池谷裕二さんの研究によると、人は歩く際に脳からシータ波という物質が分泌されており、そのシータ波が出ているときは記憶力が高まるということです。
受験生時代の後半、自宅から最寄り駅まで片道30分の時間を持て余していました。
その時間を英単語の暗記に充てた結果、座学で暗記を行っていた時よりも暗記スピードが上がったことを実感しました。それ以降暗記は必ず歩きながら行うことを習慣にしています。
ただ、暗かったり雨が降っていたりする場合、紙媒体の単語帳で暗記するのは難しいと思うので、アプリでの学習をおすすめします。
おすすめのアプリ
おすすめのアプリは、自分で単語帳をつくれるアプリ、WordHolic!です!
分からない単語に出会ったときにこのアプリに単語を登録しておけば、後からどこでも単語の勉強が楽にできます!
・作った単語カードの音声読み上げ
・フォルダやサブフォルダで分類可能
・シャッフル機能搭載
・単語の連続入力が可能で操作性が良い
・画像の添付が可能(イメージ学習が可能)
皆さんも歩きながらの英語学習に非常にぜひ活用してみてください!
学習方法2:口パクでもできるシャドーイング
歩きながらできる続いての勉強法は、シャドーイングです。
シャドーイングとは、英語の音声のすぐあとを追ってマネして発音する学習方法です。
シャドーイングは画面を見れない時でも、耳と口さえ空いていればできる勉強法なので歩きながらの英語学習に非常に向いています。
シャドーイングの効果には、以下のような効果があります。
・ネイティブのような発音を身に着けられる
・英語を単なる音ではなく意味として理解して聞き取れるようになる
実際にネイティブをまねした発音ができるようになることで、リスニング力も上がるのです。
ただこの効果を得るには、使う英語音声の意味を予め理解できている必要があるので、画面をじっくり見れる状態で多少の事前準備が必要です。
文字が書き起こされている音声を使って、一文一文の文法構造や意味を予め理解した状態を作ってから、行いましょう。
おすすめの教材
おすすめの教材はZ会の速読英単語・速読英熟語シリーズです。
特におすすめなのは速読英熟語です。この参考書には、重要熟語・構文がおよそ1,000個掲載されていると同時に、約300語で構成される文章とその音声が60個も載っています。
短い音声を何度も反復してシャドーイングを行いたい方、何種類もの違うトピックでシャドーイングを行いたい方にはぴったりです。
まとまったスクリプトは入手しにくいですが、字幕を追うだけで理解できる方は、YouTubeやPod Cast、Ted Talkなどを使うのもおすすめです!
学習方法3:見たものについてしゃべる独り言英語
独り言英会話も歩きながらできる英語学習の一つです。
歩きながら目に入ったものをただ口にする、その日の出来事や今考えていることをそのまま英語でぶつぶつつぶやきながら歩く、などができます。
例えば、歩いている時の状況を話すなら以下のようなことが言えます。
・I haven’t noticed the car coming. (車が来ているのに気づかなかった)
・Her outfit is so pretty. Where did she get that? (あの人の服めっちゃ可愛い。どこで買ったんだろう?)
周囲に人がいることもあると思いますが、その場合は口パクや囁き声でも効果があります。是非取り組んでみてください!
学習方法4:アプリを使った瞬間英作文
瞬間英作文は歩きながらスピーキングの練習をしたい方にはもってこいの学習方法です。
日本語を聞いた、または見た直後にそれを英語に変換する、というのが基本的なやり方です。
瞬間英作文を繰り返し行うことで、ある程度決まっている「英文の型」を脳に定着させることができます。瞬間英作文をやりこむと、どんな状況にも応用が利く、本物のスピーキング力の土台を作ることが出来るのです。
私もスピーキングの練習を始めた一番最初に瞬間英作文に取り組みましたが、今振り返るとそれは大正解でした。
私の英語力は瞬間英作文によって一言も英語が口から出ない状態から、自分の気持ちや目の前の状況を簡単な英語で伝えられるレベルまで一気に向上しました。
おすすめの教材
私が活用した瞬間英作文教材は、「話すための瞬間英作文」シリーズです。私は当時書籍版で行いましたが、歩きながらの学習ではアプリバージョンがおすすめです。
シリーズの中でも初めてやる方に向けては、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」をおすすめします。本参考書は以下が特徴的です。
・文法事項ごとに収録
・同じ文法事項内でシャッフルが可能
・ネイティブ音声付
・次の文の自動再生が可能
やはりネイティブの発音を聞きながらできるのは本に勝る点だと思います。
瞬間英作文は、英語がスムーズに口から出ない初級のうちはある程度構造化して行うことで効果を発揮します。
例えば、現在形・過去完了形・比較級などの異なる英文法項目が混ざっていると、どれも覚えられなくなってしまいます。初級者は、文法順に並んだ状態の教材を使い、一つ一つできない項目をつぶしていくことをおすすめします。
アプリを紹介しましたが、実はYouTubeにも瞬間英作文用の動画がたくさん載っています。課金を躊躇してしまう方は、まずYouTubeのものから始めてもいいですね!!
学習方法5:好きなYoutube動画でリスニング
歩きながらできる勉強の代名詞と言えばリスニングです。
シンプルに歩きながらYouTubeを聞くのも非常におすすめです。
この記事を読んでくださっている皆さんは、英語学習や勉強全般に興味があるのではないかと思うので、いくつかおすすめのYouTuberを紹介します。良く紹介される海外YouTuberは見飽きていると思うので、私の個人的なおすすめを共有します!
♦ 中心者向け Veronika’s language
非英語圏出身の彼女ですが、発音がとてもきれいで一見の価値ありです。
彼女が流暢な英語を話せるようになった具体的な方法を語っています。
非ネイティブということもあり、英語表現を教えるというよりは、英語の学習方法について話しているビデオが多いです。
彼女の動画は全く授業っぽくなく、非常にカジュアルに見ることが出来るので、おすすめです!
♦ 上級者向け Ali Abdaal
Ali Abdaalはケンブリッジ大学卒の医者でその後事業家となり、現在はYouTubeで様々な勉強法や生産性向上についての情報発信をしています。
イギリス出身ですがイギリス英語訛りがほぼなく、テンポは速いですが比較的聞き取りやすい英語を話します。
時間管理・キャリア・勉強法等で超参考になるビデオが多く、同時に洗練された英語も学べるので、彼の動画は必見です!
まとめ
この記事では、歩きながらできる英語学習法を紹介しました。
徒歩での通勤通学中やウォーキング中にできる英語学習法と言えば、リスニングだけだと思われがちですが、スピーキング力アップを叶える勉強をすることも可能です!
自分に必要な英語のスキルとに合わせて、今回紹介した5つの学習法を組み合わせて取り組んでいてください。
移動などの隙間時間を活用して、一緒に英語力を高めていきましょう!
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