「独り言」で英会話は伸びる!具体的なやり方と効果を解説。

独り言で英会話を勉強している画像 speaking

「英語はある程度読めるし、聞けるようになった。けど、会話となるとどうしても言葉が出てこない。」

この悩みは本当に多いです。私も過去に、言いたいことがスムーズに口から出て来ないことに悩まされていました。

英語を話せるようになりたくて、オンライン英会話などにも取り組みましたが、毎回のレッスンの時間は短いし、毎回自己紹介チックな話題で終わってしまうことが続き、英語の上達を感じられないでいました。

そんな英会話に行き詰っていた時に出会ったのが、「独り言」でした。

最初は、「練習する相手なしで、英語が話せるようになるわけないじゃん。」と思っていましたが、独り言英語をマスターすると、英語力は本当に伸びるんです。

この独り言メソッドは、最強で、最高です。

この記事では、独り言英語に取り組むことで得られるメリット、そのやり方、取り組む際のコツなどを紹介していきます。

特に、

  • 「オンライン英会話で会話を続けるのが難しいと感じる人」
  • 「日本語を100%として英語だと30%くらいしか言いたいことが言えない状態の人」

にとって効果的なため、上記に当てはまる人は必見です!

独り言英会話のメリット

メリット1 | 最もコスパ・タイパ良く日常会話レベルに到達できる

独り言英会話には、一切のコストと対人プレッシャーがかかりません。

個人的な意見として、初めから英会話教室に通うよりだいぶコスパもタイパも良いです。

オンライン英会話では、短いレッスン時間で、「Ahhh……Hmm…….」と考える時間が多く、「結局全然量を話せていないじゃん!」となったり、毎回同じような趣味の話をしてしまったりということ、あると思います。

その割に、授業を受けたことでやった気になってしまうものです。

オンライン英会話も、使い方によってはもちろん有用ですが、それだけでは英語に触れる時間が確実に短いです。

さらに重要な事実として、講師の英語レベルと差がありすぎるとあまり勉強にならないということが発生します。英語レベルが10の状態で、英語レベル100の講師と話しても、講師の英語を十分に吸収できないため成長しづらいです。

英会話の授業を意味のあるものにするためには、一定レベルまで自力で英語力を上げる必要があります。

そのために、まずは自分で独り言英語に取り組むことをおすすめします。

メリット2 | 自分に関係ある語彙や会話文を優先して練習できるため効率的

独り言英会話では、自分や自分の周りに関わるトピックに絞って英語を練習することができます。自分自身や自分の生活に関連する会話文から学び始めることは、会話力の向上に初速をつけるという点で、非常に効果的です

日本の英語教育では、絶対に日常生活で使わないような単語を習います。「geometric(幾何学的な)」みたいな英語を習った記憶がありますが、本当に使いませんよね。もはや日本語でも使わないですよね?

そんな英語教育を受けていたので、「広いトピックについて理解し話せないと、本当に英語ができるといえない」というような思い込みを持ってしまう人が多いように感じます。

しかし実際は、会話に必要なトピックの範囲はもっともっと狭く、限られているのです。

例えば、私の趣味は、語学学習・料理・ランニング、本業はマーケティング関連の仕事です。つまり、自分の興味の対象外であるゲーム関連の単語や科学関連の単語などの普段使わない単語は、覚えたとしても特に使えるようになる必要はないのです。

英会話プログラムでは、自分が普段話さないトピックについて無理に話さなければいけない場面が出てくることがあり、上達に初速をつけるという点では効率が悪いです。自分の生活で使う範囲の英語を勉強するほうが、無駄がないし習得が格段に早くなります。

独り言英会話のやり方

やり方1 | 自分の動作・気持ちを描写する

まずは、自分が今やっている動作を何でも描写してみましょう。

  • I’m drinking a cup of tea. (私は紅茶を飲んでいる。)
  • I’m trying to get up. (私は起き上がろうとしている。)
  • I keep scrolling through Instagram. (私はインスタの投稿をずっと見ている。)

できるようになってきたら、andbut を使って文を繋げ、長くしていきましょう。




  • I’m drinking a cup of tea, which is part of my morning routine.


(今紅茶を飲んでるけど、これは私のモーニングルーティーンの一つなの。)



  • I’m trying to get up, but I just can’t!


(起き上がろうとしてるけど、無理。)



  • I keep scrolling through instagram, and I’m feeling miserable.


(ずっとインスタの投稿を見てて、むなしくなってきた。)



やり方2 | 目に入った状況を描写する


目に入ったもの、目の前の状況について話してみましょう通勤・通学の道中などに、見たことや気づいたことをそのままつぶやくだけです。




  • This street is always so busy.


(この通りはいつもすごく混んでる。)



  • Ⅰ’ve never noticed that cute cafe over there.


(あんなところにかわいいカフェがあるの、気づかなかった!)



  • Can that old man make it across the road?


(あのおじいさん、道路をわたり切れるかな?)






  • 自分が会話中、言葉を発するまでにどれだけ間を取っているか把握できる

  • 文法的ミスを発見できる

  • 発音が違う箇所に気づける

  • 何度も使ってしまう表現に気づける



自分の話を永遠に聞いてくれている誰かと話しているつもりで録音・録画してみてください。


独り言英会話に取り組むべき人とは?


取り組むべき人1 | 基本的文法を理解できている人


独り言で英語をマスターするにあたり、基本的な文法を理解できていることは非常に重要になります。


基礎文法を知らないと、以下のようなことに気が付けないからです。


1.自分の間違いに気づけない

文法を理解していると、話していて「あ、今のは違った。」となりますが、文法知識がないと、自分の英語が合っているのか自体判断できません。


その判断ができないまま話し続けると、間違った英語を覚えてしまったり、自分の英語に自信が持てなくなったりしてしまいます。


間違いを見つけるために基本的な文法知識を持っていることは必須となります。


2.表現の応用が利かない

文法知識がないまま表現を丸暗記していると、その表現を他の文章に応用することができません。


例えば、「If I knew it, I would be there!(知ってたら行ったのに!)」という表現は、「仮定法」を知っていればあらゆるシチュエーションで応用して使えますよね。


文法を理解することで表現の幅が大きく広がるのです。


3.一文を長くできない

一文を長く話せることで、「あ、この人英語できるな。」という印象になります。


逆に短い文章でしか話せない場合は、稚拙な印象になってしまいます。


一文を長く喋るには、接続詞や関係代名詞を使いこなす必要があるので文法知識は必須です。


取り組むべき人2 | 発音がある程度できる人


独り言英会話において発音が重要な理由は、独り言をいうときに気持ち良く言えるからです。


ただ話しているときに「気持ちいい!」と感じられることがメリットなのではなく、ストレスなく楽しんで独り言を続けられることで、自然と習慣化しやすくなるという大きな利点があります。


英会話の上達に最も必要なのは、英語を話す際の自信です。自分の英語への自信は、英語での発言量やコミュニケーション量にも影響し、その結果成長スピードにも影響を与えます。


私は、自分の英語に最短で自信をつける方法は、「発音を磨くこと」だと思っています。


正しい発音で話せると、とにかく話していて楽しいので、自然と独り言でも英語を話す機会が多くなり、習慣化がされやすくなるのです。


シャドーイングや音読を行って発音を最初に磨くことをおすすめします。


おすすめの独り言英語フレーズ


以下に、よく使うおすすめの独り言フレーズを掲載しています。


自分の状況に合わせて単語や語彙を変えて活用してみてください!




What should I do today?


今日何しようかな?




I feel like drinking coffee.


コーヒーが飲みたい気分だな。




I have to take my clothes in.


洗濯物取り込まなきゃ。




Uhh this job takes more time than I thought it would.


うわ~この仕事思ったより時間かかるな。




I should probably clean the house.


そろそろ家を掃除しなきゃ。




What’s for dinner tonight?


今日の晩ごはんは何にしよう?




I think I’ll take a walk.


散歩でもしようかな。




Oh, I need to check my email.


あ、メール確認しなきゃ。




It’s getting late, I should go to bed soon.


もう遅いな、そろそろ寝なきゃ。




Let me finish this before taking a break.


休憩の前にこれを終わらせよう。




I wonder if it’s going to rain today.


今日雨降るかな?




I forgot to buy milk.


牛乳買うの忘れた。




I’ll get started on my work now.


そろそろ仕事を始めよう。




Maybe I should go out for lunch.


昼ごはんは外に食べに行こうかな。




It’s time to water the plants.


植物に水をあげる時間だな。




I should stretch for a bit.


ちょっとストレッチしよう。




まとめ


コロナ禍で誰とも話せない時期に、私は家でこの独り言英会話トレーニングを続け、日常会話レベルの英語を話せるようになりました。


独り言英会話は、一人でもスピーキング力を伸ばせる、最強の英語学習法です。


実際、誰かと会話を通じて英語力を高める前に、独り言での練習を積んでおくことで、オンライン英会話や海外の人と話す機会を、より有効に活用できるようになります。


最初は少し違和感や恥ずかしさを覚えるかもしれませんが、慣れてしまえば、自然と英語を使う習慣が身につきます。
ぜひ、日常生活の中に取り入れてみてください!

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